iPhone5のバッテリ交換やってみた
2018/03/05
iPhoneやAndroidも次々と新型が出続ける中、私のような「特に必要性を感じないから」と旧機種をいつまでも使い続ける方も居る事でしょう。(買い替えるカネもない)
そうなって来ると問題なのがバッテリの寿命です。
本体はそうそう壊れる物でないとしても、バッテリは否が応でも寿命が縮んでいきます。
と言う訳で、私の所有するiPhone5も、バッテリが死亡したためバッテリ交換をやってみました。
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死せるバッテリ
死セル(cell)バッテリ……なんちって。
私のiPhone5、前々からバッテリが怪しかったのです。
51%が1%になる、なんてのも良くある事でした。
先日、用があってしばらく充電出来ない事がありました、当然ながらバッテリ切れを起こす。
問題はその次、充電しても起動しないのです、寝ても起きても充電中、待てど暮らせど充電中、ログインボーナスが気になる……
Yes, バッテリが死にました、どうやらトドメを刺してしまったみたいです。
前回調べた際にも、サイクルカウント(何回充電したか)は既に800回を超えていました、とっくの昔に寿命は尽きていた訳です。(普通のリチウムイオン電池の寿命は500回前後です)
と言う訳で、仕方なしにバッテリを交換する事にしました。(残念ながらAppleCareはとうの昔に期限切れです、お金もないし……)
用意した工具
実は前に一度、バッテリが膨らんで液晶が浮いてきた際に、バッテリ交換を試みて上手く行かなかった事があります。
その時に買った工具の余り物がありますので、私はそちらを利用しました。
左側のドライバ2つは、超小さい星型の物と、プラスの物です。
密林などでも割と「iPhoneバッテリ交換工具セット」みたいなものが売っているので、そちらを利用したので良いでしょう。
どうせ数回しか使いませんから、ね。
購入したバッテリ
今回購入したのはバッテリだけです。
個人的な所感ですが、iPhoneの純正バッテリは本来販売されているはずのない物です。(Appleは交換用部品の販売は行っていない)
ですので、購入するのであれば「iPhone純正」を謳っている物より「iPhone互換」を謳っている物の方が良いのではないかと思います。
自称純正品は少なくとも、横流しか、偽物のどちらか、と言う訳ですからね。(どちらにせよ碌な物ではないのは確実です。)
あと、異様に安い製品は避けるべきです。高価な物が良い物である保証はありませんが、安価な物が粗悪な物であるのは世の常って奴です。
購入したバッテリの良し悪し、最後は運……ですね。
バッテリ交換
と言う訳で早速作業していきます。
ケースやらSIMカードやらは最初に抜いておきましょう。
説明の必要はないかも知れませんが、SIMカードを抜くには穴の所を細い棒状の物で押せば良いのです。
まずは液晶を外す
iPhoneのバッテリ交換で1番厄介なポイントです。
まずは本体下側、Lightningケーブルの差込口の左右にあるネジを外します。
このネジ、何気に星型になっているので間違えてもプラスのドライバで回したりはしないようにしましょう。
次が難所、写真の通り、吸盤を使ってホームボタン側から画面を引き上げます。
「引き上げます」とかサラッと書いていますが、かなり力を入れないと外れません。
かと言って、全力で引けばそれで良いのかと言うとそう言う訳でもなく、本体上側、マイクの部分にケーブルが接続されているので、力を入れ過ぎると勢い余ってケーブルを引きちぎってしまいます。
力を入れつつ、勢いが余らないように……ね。
各種ケーブルを外す
写真では既に外した後ですが、3ヵ所のネジを取り外し、液晶と接続されているケーブルを外します。
ケーブルを取り外す際は、以下のようにヘラを利用して外します(プラスチック製推奨、金属製だとショートするかも)
バッテリの所のケーブルも同様に外します。
一番上の部分のネジは外さなくても作業できます。
バッテリを入れ替える
バッテリ自体は透明のフィルムを引っ張ると外せるようになっています。
ただ、これ、とても強力に張り付いていたりするので、本体が壊れないように細心の注意を払いながら引っ張る必要があります。
バッテリさえ外してしまえば、あとは分解したパーツを組み立てていくだけの簡単な作業です。
ちなみにバッテリ新旧比較は以下の通り。
組み立ては分解した時同様に接続して行けば良いだけなので省略、正常に動作するか確認しましょう。
交換後の作業
バッテリ交換が終わったら、サイクルカウントの確認とリフレッシュ充電を行いましょう。
サイクルカウントの確認
サイクルカウントを確認して新品か否かをチェックします。(業者によっては新品と称して中古を送る奴が居るらしいので)
サイクルカウントの確認は適当なアプリで出来ます。
今回手に入れたバッテリは0でした、どうやらまともな業者を引き当てたようです(数回程度であれば出荷時の検品でのカウントによるものでしょうし、問題ないでしょう。)
リフレッシュ充電
バッテリを交換した際には、一度電池を空にしてから充電すると良いらしいです。(真偽のほどは不明)
やり方としては以下の通り。
- 100%になるまで充電
- 0%(電池切れ)になるまで放電
- 再度フル充電(+数時間放置)
100%になるまで充電するのは放置すれば良いのですが、わざと電池切れにすると言うのは案外難しい物でして……
私は画面明るさMAXの状態でMinecraft PEを起動し、クロック回路やら負荷の掛かりそうなものを置きまくって放置しました。
電池切れになって本体の電源が切れた所で充電器を差し込み、充電を行います。
この時、100%になっても追加で数時間充電し続ける必要があるみたいです。
効果があるのかは良く分かりませんでしたが、「とりあえずやっとけ」くらいの感覚で。
今まで痛んだバッテリで騙し騙し動かしていたので新しいバッテリの良し悪しはレビューしづらいですが、少なくとも痛んだバッテリよりかは遥かに電池持ちが良いので気兼ねなく外出出来そうです。(私はどちらかと言うとインドアですけどね……)