jpドメインをお名前.comからJPDirectに移管した
2018/01/13
新年ですが新年っぽい記事など書けないので普通の記事を書きます。
このブログはじめ色々な所で使ってるこのドメイン(jyn.jp)をJPDirectに移管しました。記録。はい。
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動機
GMOが嫌い。おわり。
だと雑なので解説します。お名前.comはサポートとかは素晴らしいです、問い合わせ窓口は丁寧だし頑張っていると思います。お値段もお手頃です。そこは良いと思います。高く評価します。
でも、GMOというグループ自体がちょっとアレなのでここに大切なドメインを任せたくありません。
- DDoSされたら(どう考えても自分は悪くないのに)データを人質に取られる
- ブースト広告を利用してDL数の水増し、返金保証を回避
- 権威DNSがダウン、しかもプライマリとセカンダリを同時に半日近く落とす
- 忍者ツールズをNS書き換えてサービス停止させる
- クラッキングされてるとツイートしたら社長がキレた
- 個人情報流出
- 不採用通知の誤送信
- お名前.comでメール誤送信
なんか他にもあった気がしますけど忘れました。
あとお名前.comはサイトがめっちゃ重いです。最近少しマシになりました、努力は認めます。でも重いです。
それから、ログインするとまず更新画面に飛ばされ、管理画面に移ろうとしたら「ドメインを他者にドロップキャッチされるリスクが~」ってダイアログ出してきます、アレがめっちゃうざいです。
そんなこんなで、日頃の不満がチリツモした感じです。
事実を列挙しただけで中傷の意図はありません。努力は認めます。ただ、定期的にやらかすので自分のドメインを任せる事は出来ないと判断した次第。
まぁ気持ちの問題ですね。私はそれが嫌だったというだけの話です。気にならない人はお名前.comで良いと思います。私ならそこはネットオウルを使いますけどね。
JPDirect
私はJPDirectの回し者ではありません、ただの人です。多分。知らないうちに人の定義が変わったりしていない限り人です。それか人だと思ってたけどロボットだったとかじゃない限り私は人です。自分の事を人だと思っています。でも人の社会は苦手です。
でもって、JPDirectの利用者が増えるなどすれば、知見が増えるなどし、料金が安くなる可能性もあれば嬉しい。なので宣伝します。
JPDirectはJPをDirectに取り扱うドメイン屋さんです。つまりどういう事かというと、JPRSが運営しています。
JPRSはjpの管理をしている団体です、GMOもネットオウルもここからjpドメインを買っています。で、そこが直販するドメイン屋さんがJPDirectという訳。
値段高いです。jpドメインの更新が5000円くらいします。GMOが3000円くらいです。1年で2000円の差額なので、1ヶ月で約160円くらい高くなります。昼食の肉うどんを素うどんにするなどの我慢を月に1度行えば捻出できます。多分。
(ちなみにjpドメインの卸値は2000円ちょっとらしいです)
でも、jpを管理する団体の直轄なので信頼性は抜群だと思います。それがJPDirect利用を決めた理由です。
2000円の差額で圧倒的信頼性が手に入り、優勝。そう判断しました。
移管する
実際に移管の作業です。
まずは「JPDirectへの移管申請」画面に行き、移管したいドメイン名を入力する。
Whois表示設定と登録年月日の設定、登録年月日の引継ぎは基本的に「する」で良いと思う。(むしろ登録年月日を引き継ぎたくない時ってどんな時?)
情報を登録する画面
公開連絡窓口はJPDirectにしておくことに。
登録期限が近いと妖怪カネハラエが立ちはだかる。聖剣オトシダマを使って戦う。
しばらくすると申請を承認してくれメールが来る。承認する。
もうしばらく待てば完了通知が届いて完了する。よかったですね。
申請前にWhois公開代行を外しておこう
移管申請を行うと相手レジストラにトランスファー申請というのが送られるのだが、お名前.comはWhois公開代行を付けていると問答無用で不承認にされる。
Whois公開代行を外しておこうね。ちなみに一度外した場合、付け直すのに1000円要る。外したら移管まで突っ切ろう。
必要な日数
平日か否かとレジストラの種類で変わってくると思う。
私の場合は平日の6時30分に作業を始めて、その日の8時には完了していた。
comやnetの移管より早い
Whois公開代行は?
あるけどそもそも要らないよ。
JPDirectのWhois公開代行は名前が非表示になると言うだけ。
「じゃあ住所や電話番号は?」となるが、これはJPDirectの物を指定できる。
なので名前も住所も電話番号も秘匿できる。
私は別に名前を隠す意味などないので公開代行は入れていない。連絡窓口はJPDirectにしている。
複数年契約の時は要注意
jpドメインはgTLDのような複数年契約は出来ません。
では、各レジストラでjpドメインを複数年契約した場合はどうなっているのかというと、単にレジストラに先払いしているだけです。
なので、例えば残り期限が3年ある状態でJPDirectに移管しても1年分しか引き継がれません。残り2年(と、その分のお金)は虚無へ消える。
問い合わせとかしたら返金してくれる可能性もあるかも知れませんが、多分望み薄
使ってみた感じ
つまりJPDirectの使い勝手がどうか、という事。
ページロードは早い、でも古い
いわゆる(いわゆる?)阿部寛タイプのサイトなのでロードはマッハ。お名前.comが霞んで見える。
250msでロードが完了する。キャッシュがあってもなくても20秒くらい掛かるお名前.comと比べてはいけない。
でもデザインは超古いのでそこは覚悟が必要。と言っても、普段は管理画面なんて使わないのでどうでも良い。
個人的には管理画面のロードが早いってだけでお名前.comを使わない理由になると思っている。(それくらいお名前の管理画面は重い)
DNS編集が貧弱
DNS関連の機能は超絶貧弱。
こんな感じでレコードタイプ別に入力枠が並んでいるだけ。
というか「独自ドメイン名の利用メリットを実感していただくため、試験的に提供するものです」と書かれている。
なのでAWS Route53の利用を推奨。私はそうしている。Route53だけなら難しくないしさほどお金かからないよ。
お問い合わせの返信は早い
どこかで「問い合わせの返信がクソ遅い」みたいな投稿を見かけた気がするのだが、そんな事ない。
(少なくとも平日なら)その日のうちに返信が返ってきた、普通に分かりやすくて丁寧な回答だったよ。(休日に問い合わせした事はないので知らない)
あ、でも一度だけGMailで迷惑メールに振り分けられていた事があったので、返信が遅いと思ったら要確認。
つかGMailの迷惑メールフィルタがキツ過ぎなんだよ……なんだよアレ……
総評
総合的に言うと満足している。
管理画面の使い勝手はイマイチだけど、Route53を使っている自分には関係ない。
肝心の「信頼性」というのは目に見えない物なので、実際に信頼できるかどうかは分からないけど……
とりあえずこれで1年やってみようと思う。