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Cloudflare Registrar使ってみた

      2019/05/13    HimaJyun

タイトル通りです。「ドメインの管理費とか取らないからめっちゃ安いよ!」とかって言われてたアレです。

今はまだEarly Access段階ですが、僕のアカウントは発表された瞬間に申し込んでて使える状態になってるので試してみました。

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掲載している情報は2019/01/15時点での情報です。未来の人たちが見る世界とは違う部分があるかもね?

Cloudflare Registrar is 何?

まず最初にCloudflare Registrarが何者かという事から説明しておきます。

長々と説明しても仕方ないでしょうから手早くいきます。

  1. 無料CDNを提供しているCloudflareが提供するドメインレジストラ
  2. 卸売り価格をそのままに提供(Cloudflareが利益を取らない)

あとまぁセキュリティとか言ってるらしいですが、それは各々の目で確かめるべきことなのでここではスルー。

特徴は2番、「いやー俺ら卸売り業者にAPI飛ばしてるだけだしカネ取る必要ないじゃん?」とかいう主張。考え方がCDNをタダで提供してる奴らってだけあるわ……

なので当然卸売り価格分しか費用が要らないわけで、言うまでもなく全世界最安レジストラになります。

あと、当然ながらに全自動でドメインがCloudflare管理になるので、CDNとかDDoSプロテクションとかその辺りの機能もそのまま一緒に使えます。(もちろんそれらの機能を無効にして純粋にレジストラとして使うことも可能)

移管してみる

ちょうどGoogle Domainsに使っていないドメインがあるので、それをCloudflareに移管してみます。(Google Domains側でAuthCode取得したりする操作は記事に関係ないので掲載しません、自分で考えて)

まず最初にCloudflare Registrarにアクセスします。いま画面の前でこの記事を読んでいる未来のあなたの時間軸でまだEarly Access期間中だったら、先にEarly Accessに申し込みましょう。

移管しねぇ?という画面が出ます。今はまだドメインの新規登録はできないみたい。
「Start Transferring Now」とか「Domain Registration」を押してドメイン管理画面に飛びます。

「まず支払い情報登録してや」と言われます。

指示通り適当に支払い情報を登録してください。記事本文には関係ないので説明省略。

それと、いきなりドメインを移管するのはできないっぽくて(他のレジストラでありがちな、移管画面で移管したいドメインを入力したりするフォームはない)、まず最初に(CDNを使う時のように)Cloudflareにドメインを追加してからでないと移管画面にドメインが出てきません。

Cloudflareにドメインを登録する方法はすでに巷に山のように記事があるので省略(っつか、画面見て表示される指示通りに進めりゃできるでしょ)

支払い情報の登録とサイト追加を済ませて先ほどの画面に戻ってくると移管したいドメインを選択する画面が出てきます。
.netが約10ドルです、やっすいなおい。まぁ値段に関しては後で説明します。

というかちゃっかり卸売り価格暴露してんな、いや暴露というかググれば分かることなんだろうけど。この画面ではじめてドメインの卸売り価格を知るって人少なくないのでは?

次に進むと色々な情報が表示されます。
元のレジストラからAuthCodeを取得してきて入力します。(必要であればWhois公開代行の解除とかドメイン移管ロックの解除を行っておきましょう)

次はWhois情報の入力画面です。入力しましょう。
説明にもありますが、Organizationは個人の場合フルネームを入力します。

次へ進むと処理が完了します。
その後元レジストラとかから「移管リクエスト来てるで」とかのメールが届きます。問題なければ承認して移管を完了しましょう。

ちなみに「最大で数日必要だよ」みたいな記載がありますが、Google Domains->Cloudflareならメールが届くのを待ったりする事なく即時に移管できました。

登録後は?

登録後は最初の移管画面に「Already on Cloudflare」と表示されるようになります。

管理関係は普通にCloudflareのCDN同様に出来ます。
もちろんDNS以外の機能(CDNとか)も使えます。

ちなみに自動更新とかの設定はOverviewにあります。

Cloudflareの管理画面自体はそんじょそこいらの魑魅魍魎レジストラよりよっぽどまともです。管理画面がめっちゃ重くてページ移動しようとするだけでモーダル更新煽り出してくる某クソレジストラなんか比較対象ですらない。

気になるところ

その他いろいろ。

実際安いの?

さっきちらっと触れたとおり、他のドメインレジストラと比較して数百円ほど安い。

例えば今回移管した.netは$9.95、今の為替レートは1USD/108.44JPYなので1078円くらい。

他のレジストラはどうなのかというと、Google Domainsは1400円です。スタードメイン(ネットオウル)が1490円。お名前ドットコムは1480円。

という具合にどんぐりの背比べほどですが確かに安い。そもそもドメイン自体の元が安いので変わっても数百円程度ですが、数と為替レート次第では効いてくるはず。

数百円あればファミレスでドリンクバー付けるとかゲーセンで音ゲー遊ぶとか出来るので、安いかと聞かれれば確かに安いでしょうね。

他のドメインも似たような感じで、.comが$8.03、.orgが$10.11です。

Whois公開代行は?

ある。デフォルトで付いてます。もちろん無料。

実際にwhoisしてみるとこんな感じになっています。

無効にするボタンみたいなのは見当たりませんでした、まだEarly Accessだから準備中なのかな?それか見つけられなかっただけか。

ICANN認定レジストラ?

リセラーではなくレジストラなので認定されている。ICANNのリストにも載っている。

僕はリセラー使わない主義なので、重要なこと。

というかリセラーだったら卸売り価格で販売とかできないし。

移管は?

他のレジストラからの移管はこの記事でやっている通り可能。

他のレジストラの移管はそれっぽい画面を見つけられなかった。恐らく今はEarly Accessだから出来ないだけで実装はされると思う。

追記: 対応されたっぽく、移管ロック解除のボタンが追加された。移管ロックを解除するとAuthCodeが表示される。

感想

安いし、管理画面まぁまぁ使い物になるし、APIもあるし。選択肢として十分どころか十二分にアリだと思います。

APIがあるからRoute53+CloudFrontみたいな感じにも使えるし。

comとかnetは次からここ使うわ。マジで。

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