[3DS]スライドパッドを自力で交換する
2018/03/05
みなさん、新しく買って来たゲームを遊ぼうと思ったら、ハードが故障していて遊べなかったなんて事ありますか?
MHXが出て安くなったMH4Gを買って来たのは良いのですが、スライドパッドの上下がお亡くなりになさっていたので自力で交換してみました
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お逝かれスライドパッド
つい最近、MH4Gを(もちろん中古で)購入しました。
え?、今更4G?、と思われるかもですが、今だからこそ4Gなのです。
Xが出て安くなったからこそ買うのですよ。
さて、届いたので遊ぼうと思った所までは良かったのですが、
いざソフトを差し込んで起動しても前後に移動出来ないではありませんか
そうです、スライドパッドの上下が反応しないのです。
まだ2万だった時に購入してからはや5年、MH3Gだけでも4桁時間は使い倒した3DSです。
どこぞがおかしくなっても、おかしくなんてないでしょう。
かと言って、修理に出すのはお金が掛かり過ぎますし、スライドパッドくらいなら自力で交換出来そうです。
交換用のパーツも大した値段では無かったので、自力で交換する事にしました。
用意した工具
まず最初に、以下の工具を用意しました
- 超精密ドライバー
- マイナスドライバー
- ピンセット
工具類は手元にあったので特に買い足したりは無し
超精密ドライバーですが、プラスの00番があればとりあえず事足ります。
特殊なネジとかが使われている様子もありません。
マイナスドライバーは、下から持ち上げて外すような場所があるので、それのために。
普通サイズと、細かいサイズがあった方が良いかと
ピンセット、無くても良いですが、有った方が良いです。
あと、あればですがウエットティッシュと普通のティッシュを用意しておくと良いです。
「汚ねぇ花火だ」と、掃除する場面があるので
購入したパーツ
交換用のパーツとして以下の2点を購入しました
- スライドパッドそのもの
- スライドパッドのセンサー
スライドパッドもゴムが外れていたので、この際交換する事にしました。
スライドパッドのゴムは狩りゲーで行われる荒過ぎる操作の前では四天王最弱の脆さです。
そのため、今回はパッド全体が樹脂で出来ている(ゴムのカバーなどが無い)商品を選択しました
スライドパッドのセンサーは「3DS LL修理用」として売られている品物ですが、普通の3DSでも使えます。
3DSのスライドパッドにはシートが挟まれているのですが、それらの商品が見当たらなかったので、そいつは使い回す事にしました。
消耗こそしていますが、傷んでいる風では無かったので
工具や交換用のパーツなどを並べてみました。
(ちなみに、拡張スライドパッドと同じ部品らしいので、それを分解(要::Y字ドライバ)して移植すれば行けるらしいです、地域(=送料)によってはコチラの方が安上がりかも知れません)
送料込みで1000円程です、と言うより、殆ど(約800円)が送料でした。
拡張スライドパッドを移植した方が安かったかも知れませんね……まぁ、良いでしょう。
最初に
さて、長すぎる前説はここで終わりにして、実際に作業して行きます。
最初に言っておきますが、分解したりしちゃうと任天堂のサポートとかそう言うのは一切受けられなくなります。
自己責任で試しましょうね、失敗する程難しい物では無いと思いますけれども……
まずね、電源を切りましょう、切るのです、つべこべ言わずに!!
でもって、タッチペンやソフト、SDカードにストラップ、外せるものは全て外しておきましょう。
とりあえずマザボを拝む
とりあえずマザボ(基盤)を拝める様にしましょう、コイツを拝めない事にはパッドの交換もクソもありません。
まずは背面のカバーを外しましょう、画像の通り、4つのネジを外すのですよ
ちなみに、このネジはカバーから取り外せないので無理に外そうとしない様にしましょうね。
でもって、カバーを外します、画像の様に下側(イヤホンジャックのある方)にツメが付いているので、折らない様に気を付けて下さい。
(結構汚れていますけれども……気にしないで)
さて、マザb……ざんねん、電池パックです。
画像の様に、溝の部分にマイナスドライバなり何なり、お好きな物を突っ込んでクイッとすれば外れます。
次は、ちっせーネジ地獄です、小さい割にしっかり締まっているので頭をなめない(潰さない)様に気を付けて下さい。
押す力が7、回す力が3の比率ですよ。
更にソフトのスロットの所にもう一つ小さいのがあります、お気を付けて。
外したネジは無くさない様にしましょう
まるで幽霊少女の様に、組み終わると「イチタリナイ」、「イチオオイ」とかにならない様にしましょうね。
よっしゃあ!!、外すぜ!!、おりゃー!!
とか、絶対にやったらダメですよ、LRボタンが死にます。
もしL/Rボタンを殺してしまった方、「[3DS]L/Rボタンを自力で交換修理する」を参考に修理しましょう。
下側(イヤホンジャックのある方)からゆっくり持ち上げて下さい、ね?、ケーブルが見えますでしょう?
この薄い線(フレキシブルケーブル)は画像の様に、マイナスドライバーとかで下側からクイッとすれば簡単に外れます。
LR共に取り外してしまいましょう、大丈夫、取り付けるのも簡単ですから。
これでとりあえずマザボを拝む事が出来ました、次はスライドパッドの交換です。
スライドパッドの交換
さて、こちらが3DSのマザボ、右上の丸で囲ってある白い部分がスライドパッドです。
左上と右下にネジがあるので外してしまいましょう。
ネジ、なくしてはいけませんよ
スライドパッドのセンサーを外します、外すと言っても特別な仕掛けはありません。
マイナスドライバーでも使ってちょっと上に持ち上げてやれば外れます。
死んでいるセンサーを取り外します、接続されている端子の部分が画像の様に蓋みたいになっているので、マイナスドライバーなどで持ち上げます。
そのまま引き抜けば外れます。
新しいセンサーと比較してみましょう、上側が取り外した物、下側が新たに購入した物です。
ケーブルがかなり短いですが大丈夫でしょうか?
と言うか、黒いスポンジがあるのですね、要らないでしょうけれども気になるならば移植すれば良いでしょう。
スライドパッドにはシート(?)が挟んであるので、それも取り外しましょう。
スライドパッドの下にある黒い紙には切れ込みがあるので、スライドパッドの溝に合わせて取り外します。
スライドパッドそのものも溝を利用して本体から取り外します。
(ちなみにこの汚れ、これでも少し掃除しています、みなさんもチャンスがあればスライドパッドの中を見てみて下さい、汚れが凄まじい事になっていますよ)
取り外したスライドパッドと新しいスライドパッドを比較してみましょう、左が取り外した物、右が新しい物です。
(ちなみに、取り外した方の汚れっぽいのは汚れではなく、ゴムが外れた際に接着しようとして失敗した跡です。)
取り外した時と同じ様に取り付ければ取り付けられます。
汚いので少し掃除しておきましょう。
外した時と同じ様に付ける、これがキホン
良かった、どうやらセンサーの線の長さも足りている様です。
ちなみに、センサーの取り付けには少しコツがあって、ただ被せればOKと言う訳では無いです。
センサーとスライドパッドには白丸で囲っている様に軸と穴で構成されていて、両方が楕円形になっています。
その2つが画像の様に(実際は例のシートを挟んでいますけど)、差し込んでいます。
そのため、センサーを被せる時にセンサーの軸の向きと、スライドパッドの穴の向きを合わせる必要があります。
まぁ、言うほど難しくは無いですけどね、ちょっとクリクリっとしてやれば入ります。
LRボタンはもっと簡単です、被せて押すだけ。
組み立てのついでに、しっかりと掃除しておきましょう。
バッテリーまで抜いている事は滅多にありませんからね。
後はバッテリやらカバーやらを取り付ければ完了です。
動作テスト
直したからには直ったかを確認しなければなりません。
沢山の期待と、少しの不安を胸に電源をONにします。
あ、そうそう、バッテリーを抜くと日時がリセットされるっぽいので、再設定が必要です。
3DSにPCの様なCR2032(電源が無くても時間を保持するためのコイン電池)はありませんからね。
(どうせならNTPとかで合わせてくれたら楽なんですけどねぇ……スマホみたいに)
と言う訳で試してみます。
動けていますね、他にも2~3クエほどこなしてみましたキチンと動きます。
つまり、成功、直ったと言う事です。
終わりに
自分で直せばサポートこそ受けられなくなりますが、修理に出すよりも安く、手っ取り早く直す事が出来ます。
「お金はないけど時間はある」と言う僕みたいな方や、「俺の腕を試してみたい」と言う変人は試してみる価値があるでしょう。
この3DSもかれこれ結構使い込んでいますし、自力で直せない様な故障だったらさっさとNew3DSを買うつもりでした
どうやらその必要は無かった様です、自力で直せてしまいましたから。
ついでに拡張スライドパッドが欲しくなってきましたねぇ……
と、まぁ、操作系の交換くらいでしたら特別な知識も要らないくらいに簡単ですので、チャンスがあれば試してみて下さい。