普通に使えて比較的安価「Thermaltake Versa H26」レビュー
予算10万でPCを組むので、低価格ケースとして人気のThermaltake「Versa H26」を買いました。
裏配線や電源シュラウドなどの現代的な設計になっているケースで出来るだけ安い物が欲しい人向け。
スポンサーリンク
Versa H26
今回購入したのはThermaltakeのVersa H26です。
今回はコスパ重視構成で組んだので値段で選びました。
裏配線や電源シュラウドなどが使える現代的な設計のケースで安くてそこそこ使えそうなものを選んだらこれになった。
値段だけならもっと安い製品もあったかも知れませんが、あまり極端に安い物を買うとそれはそれで失敗しそうなので。
外観
外観はアスクのサイトを見る方が綺麗な写真が揃ってるんですが、せっかくなので自分でも何枚か。
アクリルのサイドパネル。写真ではフィルムを貼ったままですが、剥がせばちゃんと透明になります。
全体的にはこんな感じ。
USBは3.0が2つ、2.0が2つの無難で十分な数。
外観的なチープさとかはありません。
内部
内部はこんな感じ。
電源シュラウドは横に穴が空いています。電源の仕様シールが見えるので入ってる電源をアピールしたい時用?
他はアスクのサイトで見た通りなので省略。(周囲に他のパーツが散らかってて写真が撮れない……)
注意点
製品を選び直すほどの大きな問題にはならないでしょうが、コストカットが原因と思われる欠点が一部あるので確認しておきましょう。
ファンは3pin + 前面だけ光る
付属しているファンは2つとも3ピン(PWM非対応)仕様です。
これは1万円くらいするNZXT H510とかでもそうだったので、この値段ならこんな物かなという感じ。
それよりも個人的に「う~ん……」なのは、2つあるファンのうちの片方(前側)が光るファンになっている事。
最近流行りのパソコン光らせるアレ、個人的には好みではないのでここは微妙。
2個のうち1個だけ光るので、光らせたい人にとっても光らせたくない人にとっても微妙な気が……
精度の悪い箇所あり
金額的にある程度は仕方ないのですが、今回購入した個体では一部精度の悪い部分がありました。
アクリルパネルの穴が微妙にズレており押し込まないと閉まらない状態でした。他にも細かいバリがチラホラ。
かれこれ結構な数のパソコンを触ってきましたが、個人的には5000円前後のケースではどこか精度の悪い部分があるのは当たり前だと考えています。
良い物を手に入れるにはそれ相応のお金が必要です、押し込めば閉まるので頑張りましょう。
PCIスロットは折り取り式
低価格ケースにありがちな奴です。PCIスロットは最上段以外が折り取り式です。
1本だけは再利用可能になっているので、1回だけなら折る場所間違えてもセーフ……?
しっかり位置決めしてから折りましょう。
Type-Cはナシ
これは欠点と言うほどでもないのですが、X570などを中心に最近増えてるフロントType-C
これはさすがに対応していません。
フロントType-Cを使いたい場合はNZXT H510みたいなもう少し良いケースが必要です。
特徴
全体の構成としては無難な設計なので、目立った特徴的なのはないのですがいくつか。
ファンの配置
ファンは最大7つまで搭載可能になっています。
一部のスロットは取り付ける際に5インチベイを取り外す必要があります。
360mmの大型ラジエーターも搭載できるので簡易水冷でも特に困る事はないと思います。
値段を考えると満足できるケース
値段が安いので、細かい部分でコストカットしてるなと思える部分はあります。
ただ、それらは欠点としては小さな物なので工夫でカバーできます。全体としては問題なく使える部類ではないかと思います。
「ケースなんて何でもいいんだ、普通に使えて安い物が欲しい」という用途向けです。