NZXT H510レビュー、Type-C対応でシンプルなPCケース
2020/05/10
新しいパソコンを組むにあたって、Type-C用のヘッダーが付いているマザーを選んだのでケース側にもType-C付きの物が必要になった。
というわけで、Type-C対応でシンプルなデザインが特徴のNZXT H510を購入したのでレビュー。
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NZXT H510
今回購入したのはこちら。NXZT H510、これの黒色。型番で言うならCA-H510B-B1です。
他にもスマートデバイス搭載のH510Iや前面ガラスのH510 Eliteもありますが、今回購入したのはそれらの搭載されていない単純なH510(H510B)です。
前面ガラスである必要はなかった+光るのが嫌いなのでH510IやH510Eである必要がなかった。
外観
外観の紹介に行きましょう。頑張って写真撮りましたが正直なところメーカーサイトの方が綺麗な写真揃ってます。
サイドパネルです。被写体の角度が不自然なのはこうしないとカッコいいお兄さんが写り込むからです。
端子類です。ミニプラグ、Type-C、Type-A、電源という少なすぎシンプルな構成。
右側サイド。何もないに等しい。被写体の角度が不自然なのは周囲にPCパーツが散乱してるからです。
前面。さっきまで写ってたRM850xが消えたのは片付けたからではなくPhotoshopの力です。
背面。絶望的なぐらいに写真撮影がへたくそ。ちなみに本来は右下に畳が写ってるんですがPhotoshopしました。
かなりシンプルなデザインに仕上がっていることが分かると思います。シンプル過ぎて記事が単調になるわ。
内部
頑張って写真撮りましょう。
内部です。
電源シュラウドが付いています。俺これすき。
ケーブルのシュラウド。フラッシュ焚いてから明るさとコントラスト調整する方が綺麗に撮れるな……
背面側です。ケーブルガイドや2.5インチスロットがあります。
こちらは3.5インチスロット側。付属品などが入った箱が収められています。
写真はメーカーサイトにもあるのでこれくらいにしましょう。文章を書きます。
注意点
かなりデザインに偏重した設計になっているので、機能面では色々と注意点があります。
デザインは癖がない代わりに、機能面ではやや強めの癖があるので自分の用途と合致するかしっかり考えましょう。
ベイ系はなし
このケース、5.25インチベイや3.5インチベイはありません。
最近はBDドライブもUSB接続が主流なのでそっち方面の問題はないですが、ファンコンなども使えないので気を付けましょう。
個人的にはない方が良いのでこれで良し、どうせ何も接続しない事は明白なので綺麗にしたかったため。
ファンのコネクタが足りない時はPWMの分岐ケーブルを使う必要があります。(もしくはH510Iを購入して「Smart Device V2」を入手するか)
USBは少なめ
USBコネクタはType-CとType-Aのたったの2つです。
個人的にはこれで足りることが分かっているので構わないものの、「もう少しあっても良いんじゃねぇの?」という気がするのは事実。
上位モデルのH710との差別化という理由もあるのかも知れませんが、Type-Aは2つくらいあっても良いと思う。
それかオプションでH510に合うUSBハブみたいなのでも売るとか?ヘッドホンハンガーがあるんだし。
付属ファンは3ピン
ケースには120mmファンの「Aer F120」が2つ付属していますが、これ、3ピンです。
NZXTには同名のファン「Aer Fシリーズ」があります。ファンは同じものかも知れませんが、単品販売されているものはPWM対応の4ピンなので仕様面では別物です。
最近のマザーボードは3ピンでも回転数制御ができる機能があったりするので大丈夫なのかもしれませんが、個人的には「ちょっとそれは……」と思った。Corsair ML140を繋ぐ予定です。
垂直GPUスロットはH510Iのみ
これは事前に調べなかった俺が悪いというのもありますが、GPUを垂直搭載するためのスロットはH510I専用の機能です。
GPUの垂直搭載自体は個人的には好きではない。あんな広帯域のバスを延長するなんて……という感じなので。(ちなみにPCI-ExpressのライザーケーブルはH510Iでも付属してません)
それと、このケースで垂直搭載するとGPUの排熱に問題がある、みたいなレビューが何件かあります。
そういう意味ではなくても良いのですが、「垂直GPUスロット、M.2冷却用のファンに使おうかな~」と考えていたのでH510I専用なのはやや残念。
でもSmart Device V2は要らないんだよな~……
特徴
次は特徴を見ていきましょう。
ボタンは上向き配置
俺はパソコンを足元に置いてるので、ボタン類が上向きに付いている方が都合が良かった。
このケースはボタンが上向きに配置されています。というか最近のケースって上に付いている奴の方が多いよね。
そういう具合なので、卓上に置いている人は高さとか少し気を付けた方が良いです。
Type-Cに対応
これが自分の一番欲しかったもの。USB Type-Cに対応しています。
USB 3.2 Gen2ですね、こういう奴。
今回使用する予定のX570 Taichiはこれがあるので、せっかくなので活用したかった。
他にType-Cが使えるケースだとFractal DesignのDefine R6みたいな少しお高い感じの奴になってくる。
なのでNZXT H510は1万円前後でType-Cのケースとして有力な選択肢。
PCIカバーは再利用可能
安物のケースだと付属のPCIスロットが折り取るタイプだったりしますが、H510は普通にネジで着脱できるタイプなので安心。
グラボを刺す位置はほぼ固定でしょうが、それ以外の物を取り付ける際に位置で試行錯誤したりするので着脱可能なのはGood
ファンの配置
ファンは140mmが3つ(120mmも取り付け可)、120mmが1つで計4つです。
更に前面の120/140を2つ使用して水冷用のラジエーターが取り付け可能。
2個分なので最大サイズは280まで。
360みたいな大型サイズのラジエーターは付けられないので注意。
シンプルなデザイン
個人的に高評価なポイント。変に尖ったり光ったりせず、シンプルなデザインです。
内部も電源のシュラウドやケーブルのシュラウドがあり、パーツを綺麗に魅せるような設計になっています。
NZXT製品全般に言える事ですが、シンプルで主張しすぎないのが好きです。
Type-C対応でシンプル
今回のケース選びでなによりも優先したのはType-C対応、次点で価格です。
正直デザインはそこまで気にしてなかったのですが、結果的に良い物を買ったと思っています。
シンプルだし、配線がやりやすそうだし。Type-C対応のマザーボードをお持ちの方はぜひ検討してみてください。